やってはいけない自宅ケア

 くせ毛に悩んでいるからこそ、自宅ケアでも最善を尽くしたいと考える人は多いはずです。ですが、自宅でするべきケアとやってはいけないケアがあります。

 自宅でするべきケアとは、トリートメントなど毎日のお手入れと呼べる範囲のものです。

 一方やってはいけないケアとは、本来美容院で一定の技術や知識をもった美容師によって行われるべき、ケアというよりは施術と呼ばれるような以下のものです。

自分でストレートパーマ・縮毛矯正

 スーパーやドラッグストアなどで売られている、セルフタイプのストレートパーマ剤や縮毛矯正セットがあります。

 頑固なくせ毛に対応したものや、トリートメント配合で髪へのダメージ軽減をうたったものなど、最近では色々なタイプの商品が発売されています。

 美容院で施術する場合に比べ、10分の1以下の値段で手軽にストレートヘアが手に入るなら・・・と一度は試してみた方も多いのではないでしょうか。

 ですが、私個人の意見としては、やはりこれらはオススメできません。その理由としては大きく二つです。

1.髪が傷むから

 いくらトリートメントベース処方であっても、アフタートリートメントが付属されていても、市販品を使ったセルフのストレートパーマや縮毛矯正は髪を傷めます。

 美容院では、自分の髪質や傷み具合とくせの強さから美容師が薬剤を調合し、塗布時間の長短までも判断して施術を行ってくれます。ですが、市販品を自分で使用したのではそうはいきません。

 基本的にストレートパーマや縮毛矯正は髪に負担をかけるものです。特に細くやわらかい髪質の人に市販品使用は向いていません。

 くせはある程度伸びたけれど髪が傷んでバサバサになった・・・では、くせ毛以上の悩みまで抱えることになり、意味がないように思います。

2.技術的に難しいから

 市販のストレートパーマを使ったけれど、くせがうまく伸びなかった、ストレートが長持ちしなかった・・・という話はよく聞きます。これは市販品があくまでも一般的なものであり、個々の髪質やくせの強さに対応したものではないということを表しています。

 同時に、ストレートパーマや縮毛矯正に高い技術が必要であることを裏付けてもいます。いくら付属のコームを使っても、合わせ鏡を駆使しても、自分の後頭部や根元までしっかりとムラなく均一に薬剤を塗布できるものでしょうか。

 仮にくせが良く伸びたとして、根元から毛先までただまっすぐでいいのでしょうか。髪を傷めるリスクを負いながら、その仕上がりも保障できないのでは、いくら値段が安くてもあまり価値が見出せません。

自分でカラーリング・ヘナ

 くせ毛とは直接関係ありませんが、市販品を使ったセルフカラーリングもオススメできません。

 理由は自宅でのストレートパーマ・縮毛矯正とほぼ同じで、やはり髪への負担が大きいからです。注意したいのは、髪に良いとされるヘナを使ったカラーリングです。

  髪のダメージに悩む人の増加に伴って、ヘナを使ったカラーリングが注目されるようになってきました。特に、ストレートパーマなどで髪が傷んでいる人のなかには、せめてカラーは髪に良いと言われるヘナで・・・という発想になる人も多いようです。

 確かにヘナにはトリートメント効果がありますが、その使い方には知識と経験が必要です。安易に市販品のヘナでカラーリングしてしまうと、髪が真っ黒になった、ムラに染まってしまった、髪がゴワゴワになった・・・という悲しい結果になりかねません。

 特にダメージ毛は思うような結果が得られない可能性が高く、自然派だからと安易に飛びつくのは危険です。最近ではヘナメニューを扱う美容院も増えてきたので、興味があるならまずはプロに相談してみるほうが賢明でしょう。

 美容院での施術はそれなりにお金もかかりますから、まだ自由になるお金の少ない学生さんなどにとって、セルフのストレートパーマや縮毛矯正は魅力的だと思います。

 ですが、痛めた髪は元には戻りません。個々の髪質にもよりますが、美容院に最初からきちんとまかせるほうが結果的には低コストで良い髪の状態を維持できるのではないでしょうか。

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